オリジナルキャラクター制作は依頼できる?依頼時の注意点や相場を解説
オリジナルキャラクターはブランドイメージを形成し、企業やプロジェクトを象徴する重要な要素です。オリジナルキャラクター制作を依頼する場合にむけて、注意すべきポイントや相場について知っておきましょう。本記事では、依頼する際の注意点や予算の考え方について詳しく解説しているので参考にしてください。
オリジナルキャラクターの発注前に確認すべきこと
オリジナルキャラクター制作を依頼する前には、自社でよく確認すべきことがあります。
制作する目的を明確にする
オリジナルキャラクターを制作する際は、効果を最大限に発揮するために、何に、どのように使うのかしっかりと決めておきましょう。コンセプトをしっかりと決めてから細かい部分をデザインしていくことが一般的です。
目的が定まっていないと、実際に使用する際にマッチしない場合や、効果が少なくなってしまう場合があるため注意しましょう。
売り込むターゲットを設定する
好むキャラクターの傾向は、ターゲットによって大きく異なります。よって、ターゲットが定まっていない状態では、想定した効果は期待できないでしょう。性別や年齢など、細かいターゲットを設定し、好まれそうなキャラクターを考えましょう。
会社のブランドイメージと合わせる
もとある会社のブランドイメージに加え、オリジナルキャラクターを通してどのようなイメージをもってもらいたいかを検討しましょう。会社、ブランド、製品などに関する情報を収集し、それにふさわしいキャラクターのイメージを作り上げることが大事です。
サイズやファイル形式をあらかじめ決めておく
イメージが固まったら、使用する画像のサイズを決めておきます。キャラクターの画像をデジタルデータで用意する場合、拡大すると多くの場合画像は荒くなり、縮小するとつぶれてしまいます。
デジタルデータを提出する際は、拡大・縮小が最小限で済むように、使用したい大きさにあらかじめ設定しておくことが重要です。さらに、制作会社によって画像のデータ形式が決まっている場合が多く、途中から変更すると手間がかかります。
そのため、使用しやすいデータ形式に設定して依頼しましょう。
予算を決め、スケジュール管理を徹底する
加えて、予算も決めておきましょう。依頼先によって制作にかかる料金はさまざまです。予算によってオリジナルキャラクターのクオリティや制作期間が変化します。どの程度の質を求めるのかをあらかじめ検討しておきましょう。
また、制作を依頼する際は納品までのスケジュール管理が重要です。少なくとも2週間から1か月以上は確保しておきましょう。
オリジナルキャラクターデザインの制作相場
では、オリジナルキャラクターの制作相場はどの程度でしょうか。結論としては、制作費に明確な相場はありません。
依頼内容において費用が大きく変動するためです。制作会社とフリーランスで相場は異なり、制作会社間でも差があります。制作物そのものの費用であるデザイン費用には、修正費用、複数のデザイン案を求める場合もあります。
クライアント側でキャラクターのイメージが固まっていない場合、クリエイターがゼロから作り上げなければなりません。その場合は多くのコミュニケーションが発生して、コストが高まっていきます。
以上のように、さまざまな工程を経てオリジナルキャラクターは誕生します。一概には相場が決められないので、予算などを自社内でしっかりと決めておきましょう。
オリジナルキャラクターデザインの依頼時の注意点とは?
オリジナルキャラクターの制作依頼には、さまざまな注意すべき点があります。
費用はカット数で決まる
オリジナルキャラクターの制作費用は、キャラクターのデザイン料だけではなく、キャラクターデザインのカット数で変動することを覚えておきましょう。たとえば、正面を向いた全身立ち絵のみのキャラクターデザインのみと、表情別に数種類要求した場合などでは料金が異なります。
よって、最終的なカット数をどうしたいか伝えることが重要です。
有名なデザイナーに依頼すると高額になる
また、予算を多くとり、ネームバリューのあるデザイナーを使う方がいいと考える企業は多いですが、その場合は料金も高くなるので注意が必要です。
キャラクターのイメージをしっかりと固めておく
さらに、依頼時にはキャラクターのイメージをしっかりと固め、制作側に伝えられるように努力しましょう。サンプルがない状態でイメージを伝えるのは難しいため、なるべくイメージに近い画像などを用意して説明することで、希望が伝わりやすくなります。
顔や髪形のイメージ、ポーズのイメージなどを用意するなど、こだわりたい点に絞って複数のサンプル画像を用意しましょう。要求が伝われば制作もスムーズに進みやすくなり、ディレクションや修正費なども減らせるため、コスト削減につながります。
著作権などキャラクターの取り扱いには注意する
加えて、著作権は非常に重要ですので、キャラクターの取り扱いには細心の注意をはらいましょう。自社の依頼により制作した場合でも、クリエイターに著作権がある場合があります。
キャラクターを自由に使うには、クリエイターに相談の上で、著作権を譲渡してもらう契約を締結することが重要です。
以上のように、キャラクター制作依頼には注意すべき点が多くあります。しっかりと留意し、魅力的なキャラクターを生み出しましょう。
まとめ
オリジナルキャラクター制作を依頼する際には、注意点を押さえてスムーズに進めることが重要です。キャラクターのコンセプトを具体的に伝えるために、サンプル画像を用意したり、用途を明確にしたりといった事前準備が重要です。著作権の取り扱いにも細心の注意をしましょう。オリジナルキャラクターは企業やプロジェクトの象徴となる重要な要素であるため、慎重に制作を進めてください。